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土田のケヤキ/畝火山口神社の水取り神事

[2019年5月15日]

[大淀町指定 天然記念物]土田(つった)のケヤキ

ケヤキの巨樹と伝承

土田にある大ケヤキは、吉野川北岸の堤防に自生し、近隣の住民に親しまれ温かく見守られてきました。高さは15メートル、幹周りは約8メートル、枝の張り出しは東西40メートル、樹齢は推定で700年とされ、奈良県内でも有数のケヤキの巨樹です。平成14年(2002年)の台風で、ケヤキの西半分は倒れてしまいましたが、夏の盛りには未だに青々とした葉を見せてくれます。平成15年(2003年)2月10日、本町で最初の町指定天然記念物となりました。
また、このケヤキには「神武天皇(あるいは神功皇后)お手植えの木」という逸話も残されています。

ケヤキの巨樹の写真

ケヤキの巨樹

動画での解説を配信しています

動画での解説は、YouTubeのページ(別ウインドウで開く)をご覧ください。

[大淀町指定 無形民俗文化財]畝火山口神社の水取り神事

毎年7月26日の午前10時~11時ごろ、畝火山口神社(橿原市)の夏季大祭(でんそそ祭り)に用いる水を汲む水取り神事が、ケヤキの樹下の川辺(通称ケヤキウラ・ケヤキガフチ)で行われます。この神事は、名勝・大和三山のひとつ畝傍山と県有数の大河・吉野川の水を結ぶ珍しい民俗行事で、宝暦9年(1759)の「畝傍山口神社大谷家文書(天理図書館所蔵)」を初見記録として、現在まで引き継がれてきています。
この神事は、大和国中(奈良盆地)の人々にとって、「吉野川の水」がもつ意義を象徴的に示す民俗として、また、畝火山口神社の神事でありながら、地元(大淀町土田)の人々が神事を支えてきた点に、両地域のつながりが窺える民俗として、平成26年3月28日、本町で最初の町指定文化財(無形民俗文化財)に認定されました。

水取り神事の様子

水取り神事の様子

アクセス

近鉄越部駅下車。国道169号線を西へ徒歩5分。北側に住吉神社がみえる交差点を南へ。
ケヤキの巨樹を経て川辺に抜ける道があります。専用駐車場はありませんので、公共の交通機関等のご利用をお願いいたします。水取り神事の見学は自由ですが、当日は神事をさまたげないようご配慮願います。


土田のケヤキ/畝火山口神社の水取り神事への別ルート

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