森林環境譲与税の使途について
[2025年2月7日]
森林には、人々の暮らしに役立つさまざまな役割があります。例えば木々は二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を防ぐとともに、酸素を作り出します。森の土は雨を染みこませて水を蓄え、洪水や土砂災害を防いでくれます。また森はたくさんの動物のすみかになり、生物多様性を維持してくれます。このような森林の有益な役割を「森林の公益的機能」と言います。
森林が公益的機能を発揮するには、その森が健全でなければなりません。ところが近年、木材価格の低下から、適時に森林整備を行うことが困難な森林所有者や、所有者不明森林が増加、さらに森林整備の担い手不足もあって、公益的機能が十分に発揮されない森林が増えています。
森林の公益的機能の恩恵は広く国民全体が受けることから、森林整備のための財源として、平成31年4月に森林環境税および森林環境譲与税が創設されました。森林環境譲与税は市町村に配分され、市町村が主体となって森林整備を進めます。
大淀町では、森林環境譲与税を受け入れるため、令和2年3月、大淀町森林環境整備基金条例を制定しました。今後はこの基金を財源とし、森林情報調査、荒廃森林の整備、木材利用の促進や普及啓発、森林整備を行う人材の育成などを行っていきます。
総額 3,320千円
事業名  | 事業内容  | 事業費(千円)  |  
|---|---|---|
意向調査準備  | 意向調査に向けた林地台帳整理のための人件費、 現地確認の為の消耗品費  | 142  |  
施業放置林整備事業  | 施業放置林に関する意向調査  | 257  |  
森林環境整備基金積立  | 今後の森林整備やその促進の費用として基金に積立  | 2,921  |  
総額 7,056千円
| 事業名 | 事業内容 | 事業費(千円) | 
|---|---|---|
| 施業放置林整備事業 | 施業放置林に関する意向調査 | 263 | 
| 森林環境整備基金積立 | 今後の森林整備やその促進の費用として基金に積立 | 6,793 | 
総額 7,022千円
事業名  | 事業内容  | 事業費 (千円)  |  
|---|---|---|
森林経営管理制度準備業務及び意向調査業務  | 森林経営管理制度準備業務及び意向調査業務委託料(地籍システムへの森林経営管理機能の追加、全体計画策定)  | 2,255  |  
森林経営管理制度準備業務(情報システム)  | 204  |  |
森林環境整備基金積立  | 今後の森林整備やその促進の費用として基金に積立  | 4,563  |  
総額 7,332千円
事業名  | 事業内容  | 事業費(千円)  |  
|---|---|---|
森林経営管理制度 意向調査業務  | 森林所有者に対する意向調査  | 330  |  
森林経営管理システム導入に係るリース料  | 森林所有者意向調査結果を集積し、経営管理権集約に活用するシステムリース料  | 2,442  |  
(仮称)混交林里山づくり整備事業  | 施業放置林の混交林化  | 200  |  
森林環境整備基金積立  | 今後の森林整備やその促進の費用として基金に積立  | 4,360  |  
森林環境譲与税使途

総額 7,332千円
事業名  | 事業内容  | 事業費(千円)  |  
|---|---|---|
森林経営管理制度 意向調査業務  | 森林経営管理制度意向調査・前年度調査結果森林GISに反映  | 1,397  |  
森林経営管理制度 意向調査業務  | 森林経営管理に活用するシステム運用保守  | 2,904  |  
森林整備事業  | 施業放置林されている私有林の間伐等森林整備  | 1,528  |  
森林環境整備基金積立  | 今後の森林整備やその促進の費用として基金に積立  | 1,503  |  
森林環境譲与税使途

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